イギリス外相が、イエメン戦争の継続とサウジアラビアのジャーナリスト殺害事件を批判
11月 12, 2018 18:44 Asia/Tokyo
イギリスのハント外相が、「イエメン戦争の継続と、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏の殺害事件は、受け入れられるものではない」と語りました。
アルジャジーラによりますと、ハント外相は、声明の中で、「イギリスはカショギ氏殺害事件に関し、サウジアラビアに対して、トルコとの協力を促す考えだ」としました。
また、サウジアラビアのイエメン戦争についても、「イエメンにおける人的被害は受け入れ難い。これは、数百万人が難民化し、飢餓や伝染病が拡大している事態を招いている。現在、この危機の唯一の解決策は、停戦と平和を求める政治的な決定だ」と述べました。
この声明は、ハント外相のサウジアラビアとアラブ首長国連邦訪問に際して出されました。
さらに、イエメン戦争の停戦と、カショギ氏殺害事件に関して話し合うため、サウジアラビアとアラブ首長国連邦を訪問すると語りました。
イギリスは、特にイエメン戦争において、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の主要な支援者、かつこの2カ国に対する主要な武器輸出国です。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦は、アメリカやイギリスなどの西側諸国数カ国の支援により、イエメンを軍事侵攻し、この国を陸、海、空から封鎖しました。
サウジアラビアとその同盟国の戦闘機により、これまで、イエメン人1万4千人以上が死亡、数万人が負傷、数百万人が難民化しています。
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