北朝鮮のキム・ジョンウン氏が訪中

1月 08, 2019 15:22 Asia/Tokyo

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が８日火曜午前、中国の習近平国家主席との会談を目的に、列車で中国・北京に到着しました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、キム委員長による今回の中国訪問は、今回で４度目となり、また習近平国家主席の正式な招待により実施されたということです。

北朝鮮の朝鮮中央通信社は、今回のキム委員長の中国訪問は３日間の予定だと報じました。

キム委員長は昨年、３回にわたり中国を訪問し、習国家主席と会談しています。

中国は、北朝鮮の同盟国であるとともに、同国の主要な貿易相手国、支援国となっています。

報道各社は、「キム委員長がアメリカのトランプ大統領との２度目の会談に向けて準備を整えていることからして、同委員長の４回目の訪中は、次回の米朝会談に向けての北朝鮮と中国の立場の調整を目的に実施されていると見られる」と報じています。

キム委員長とトランプ大統領は、昨年６月１２日にシンガポールで初めて会談し、北朝鮮の完全な核兵器廃絶や、アメリカが北朝鮮の安全を保障することなとを取り決めた文書に調印しました。

しかし、アメリカはこれにもかかわらず、現在までシンガポールでのこの合意にそった具体的な行動を起こしておらず、北朝鮮はこの点を批判しています。

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