数十カ国で、米ボーイング737MAXの運行が停止
3月 13, 2019 20:27 Asia/Tokyo
過去6ヶ月弱の間にアメリカ・ボーイング社の最新鋭旅客機737MAX8が2度も墜落したことを受け、数十カ国がこの種の航空機の運行を当面停止しました。
イルナー通信によりますと、他国に先駆けて今回の措置に踏み切ったのはイギリス、中国、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンなどです。
ほかにも、アイルランドやドイツ、イタリア、オーストリア、オランダなどのヨーロッパ諸国もこれに類する措置を講じ、12日火曜には欧州航空安全機関が全加盟国に対し、737MAX8、同9型機の商業飛行の中止を命じています。
さらに、UAEアラブ首長国連邦、トルコ、クウェート、オマーンもこの種の航空機の運用を停止しました。
現在、737MAX8の航空機を使用しているのはアメリカとカナダのみです。
アメリカの証券市場では今週、ボーイング社の株が約11%下落しました。
今月10日、乗客乗員合わせて157人を乗せたエチオピア・アディスアベバ発、ケニア・ナイロビ行きのボーイング737MAX8が離陸直後に墜落し、乗客乗員全員が死亡しました。
また、昨年10月にはインドネシアの格安航空会社ライオン・エアの同型機が墜落し、乗っていた189人が死亡しています。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ