仏政府が、再度抗議者に妥協
4月 09, 2019 17:05 Asia/Tokyo
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フィリップ首相
フランスのエドゥアール・フィリップ首相が、「黄色いベスト」運動の抗議者に再び妥協し、早急の減税を求めました。
AP通信によりますと、フィリップ首相は8日月曜、3ヶ月前からフランスのマクロン大統領の命令により、同国の反資本主義運動「黄色いベスト」運動に対処するため開始された交渉の結果に触れ、「政府はなるべく早急に減税し、公共費用を削減するべきだ」と語っています。
この報道によれば、マクロン大統領は今週、抗議者を宥めるための一部の経済的措置を発表するものと予想されています。
「黄色いベスト」運動は昨年11月、燃料税の引き上げへの反対運動として開始されて少しずつ拡大し、マクロン首相の政策に反対する暴動に発展しました。
フランス政府はこれ以前にも、抗議行動の沈静化のため抗議者側にメリットを与え妥協し、マクロン大統領は最低賃金の引き上げや残業代への課税の撤廃、年金受給者の多くに対する減税に同意しました。
こうした措置にもかかわらず、黄色いベスト運動は毎週土曜、これまでどおり継続されています。
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