ロシア、「核問題におけるイランの忍耐ぶりに敬意を払うべき」
4月 30, 2019 20:06 Asia/Tokyo
ロシア外務省軍縮・拡散防止局のOlig Rukhevov次長が、イランがアメリカの脅迫や挑発行為にもかかわらず、核合意の取り決めを完全に実施していることは敬意を払うに値する、としました。
ロシア・ノ-ボスチ通信によりますと、Olig Rukhevov次長は、NPT核兵器不拡散条約の準備委員会の会合において、「イランが核合意の内容を見事に履行していること、またこれに関するイラン政府の責任感は、核兵器拡散阻止体制の強化において、非常に価値ある役割を果たしている」と語りました。
また、「IAEA国際原子力機関は、イラン核合意が調印されてから4年間定期に、この合意をイランが遵守していることを確認している。これに関してイランは最高の評価を受けるべきだ」と述べました。
さらに、「アメリカがINF条約の取り決めを履行しなかったことで、世界は30年前の状態に引き戻され、益々複雑化している」と指摘しました。
アメリカは今年2月9日、ロシアがINF全廃条約に違反しているとして、この条約の実施を6ヶ月間中止し、その後この条約からの離脱を宣言しました。この決定は世界規模で大きな批判を浴びました。
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