1月 26, 2016 22:26 Asia/Tokyo
  • 中国、北朝鮮の核問題の対話による解決を強調

中国が、朝鮮半島の非核化と北朝鮮政府との協議に向け、政治的な方法を利用するよう、改めて求めました。

イルナー通信によりますと、中国外務省のコウライ報道官は、アメリカのケリー国務長官の北京訪問を前に、「中国は常に、核兵器の不拡散を支持しており、この重要な問題を実現するためにいかなる努力も惜しまない」と語りました。

さらに、「朝鮮半島の核問題に関する関係国は、自らの責務を果たすべきであり、緊張を拡大するような流れを回避すべきだ」と述べました。

中国外務省の報告によりますと、ケリー長官は、26日火曜、朝鮮半島のさまざまな問題について中国の政府高官と話し合うため、北京入りするということです。

ケリー長官はこの訪問で、王外務大臣をはじめとする中国の政府高官と会談し、北朝鮮の核問題と、南シナ海を巡る各国の対立の2つの重要な問題について話し合いを行うことになっています。

今週、サウジアラビアに続き、ラオスとカンボジアを訪問したケリー長官は、「中国は、北朝鮮の核活動を停止させるための圧力として、しかるべき手段を利用していない」と語りました。

中国も、このようなアメリカの主張に対し、「北朝鮮の軍事化に対してはいかなる責任もなく、中国が問題解決の鍵を握っているという一部の国の考えは大げさだ」としています。

アメリカ、韓国、日本は、「今月の核実験を理由に、北朝鮮に厳しい制裁を加えるべきだ」と強調していますが、中国は、「この問題に関する北朝鮮との対立の解消は、平和の確立を目的とした落ち着いた雰囲気の中で、対話を通じて行われるべきだと考えている」としています。

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