米中首脳が、大阪で会談
6月 29, 2019 18:44 Asia/Tokyo
中国の習近平国家主席とアメリカのトランプ大統領が、大阪でのG20サミットの傍ら、両国間の通商問題など、対立の解消に向けて協議しました。
IRIB通信によりますと、習国家主席とトランプ大統領は29日土曜、この会談で両国間の貿易交渉の再開をめぐり合意しました。
こうした中、アメリカは中国製品に対し、新たな関税の引き上げを行わないと表明しました。
トランプ大統領は今月26日、中国に対し「習国家主席との交渉が決裂した場合、中国からの全ての輸入品に対する関税を引き上げるだろう」と警告していました。
中国外務省の耿 爽(こう そう)報道官も27日木曜、アメリカによる諸外国からの輸入品の過剰な管理に反対し、「アメリカは早急に通信機器大手ファーウェイをはじめとする、中国企業への制裁を解除すべきだ」と語っています。
アメリカは最近、中国製品2000億ドル相当を対象に関税を最大25%に引き上げました。
アメリカのこの措置を受け、中国もアメリカ製品600億ドル相当分に対し最大25%の関税で対抗しています。
第14回G20主要20カ国・地域首脳会合は、アメリカとG20の一部メンバー国の対立が影を落とす中、大阪で開催されました。
G20を構成しているのはアメリカ、フランス、ドイツ、中国、ロシア、インドネシア、トルコ、アルゼンチン、インド、南アフリカ、韓国、イギリス。イタリア、日本、サウジアラビア、オーストラリア、ブラジル、カナダ、メキシコ、EUです。
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