カシミールの停戦ラインで銃撃戦 パキスタン兵3人死亡
8月 16, 2019 07:20 Asia/Tokyo
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カシミールの停戦ライン
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の停戦ライン付近で15日、両国軍による銃撃戦が発生、パキスタン兵3人が死亡しました。パキスタン軍が公式ツイッターで明らかにしました。
パキスタン軍は「インド兵5人を殺害した」と主張していますが、インド軍は被害を否定してます。
パキスタンのカーン首相は15日木曜、ツイッターにおいて、インドの実効支配下にあるカシミール地方の危機的状況がもたらす重大な結果について警告しました。
カーン首相はカシミール地方のイスラム教徒の実態に国際社会が沈黙していることを批判し、「このような危機が悪化すれば、危険な事態を招くだろう」と警鐘を鳴らしました。
また、「ジャム・カシミール州の住民は、これまで12日間にわたり治安上の厳しい制限を設けられ、またインドの軍政のただ中にある」と非難しました。
さらに、カシミール問題に対するインド首相のアプローチを批判し、「このような事態を阻止しなければ、カシミール地方に暴力や過激派が蔓延するだろう」と危機感を募らせました。
インド議会が、カシミール地方の自治権を剥奪したことにより、この地域の状況はさらに厳しさを増し、逆にヒンドゥー教徒にとってはこの地への移住や土地の売買が容易になります。
パキスタン政府は、カシミール地方に対するインド政府の敵対行為に反応し、パキスタン・イスラマバード駐在のインド大使を国外退去処分とし、インドとの通商関係を停止しました。
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