カシミール地方で、インド軍により抗議者8人が負傷
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カシミール地方でインド軍と抗議者が衝突
インドが実効支配するカシミール州スリナガル地区で18日日曜、インド軍が抗議者を襲撃し、少なくとも抗議者8人が負傷しました。
フランス通信によりますと、カシミール州スリナガル地区の住民らが18日、抗議デモを開催して、インド政府が設定した一連の制限撤廃を求めました。
人々はまた、インド政府に反対するスローガンを唱え、カシミール住民に対するインド政府の犯罪を非難しました。
スリナガル地区では17日も政府軍の攻撃で住民6人が負傷しています。
インド政府筋は18日、「カシミール地方の自治権廃止後この2週間で、インド治安部隊は地区内で4000人の身柄を拘束した」と発表しました。
最近、インド議会がカシミール地方の自治権を剥奪したことにより、インドの実効支配下にあるカシミール地方の状況はさらに困難を増し、地域へのヒンドゥー教徒の移住や土地の売買の条件が容易になります。
インド政府がカシミール地方の自治権を剥奪した最大の目的は、地域の人口構造を変化させることです。
インド政府の今回の決定により、ヒンドゥー教徒はカシミール地方で定住や土地の売買がしやすくなる一方で、イスラム教徒は次第に多数派としての地位を失うことにつながり、結果としてカシミール住民の今後の処遇を決定する住民投票に大きく影響すると見られています。
カシミール地方の住民は、この地域の運命を決定する住民投票を定めた国連安保理決議の履行を望んでいますが、インド政府は常にこれに反対しています。
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