アメリカの現・退役軍人による自殺が継続
11月 05, 2019 18:37 Asia/Tokyo
アメリカ軍兵士と退役軍人の間で、自殺が依然として増加しています。
イルナー通信が5日火曜、報じたところによりますと、米国防総省が発表した最新の報告から、過去5年間で米軍兵士による自殺の平均率は33%以上に増加しており、また、最も自殺による死亡者が多いのは30歳未満の年齢層であることが明らかにされました。
こうした中、米紙ニューヨーク・タイムズは、同国の退役軍人、もしくは過去6年間に米軍に務めていた軍人4万5000人以上が自殺していると伝えました。
この報道によると、自殺者総数の統計から、一日当たり20人の米兵が自殺していることが明らかになっており、また、この結果は自殺により死亡した兵士の数が、アフガニスタン及びイラクの戦争で死亡した米兵の数よりも極めて多いことを示しています。
また、同紙が米国の管理・矯正委員会の話として報じたところによりますと、2005~16年の間に、18~34歳の軍人の自殺率が約80%増加したということです。
専門家らは、自殺を試みるのは非常に複雑なプロセスで、複数の要因があると信じている一方、米国防総省の担当者らは、自殺した軍人の大半は精神的な問題などなかったと主張しています。
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