カシミール情勢 インド軍がイスラム教徒の祝祭行事を妨害
11月 11, 2019 21:09 Asia/Tokyo
インドの実効支配下にあるカシミール地方で、インド軍が預言者ムハンマドの生誕記念祭やイスラム団結週間など、イスラム教徒による行事の開催を妨害しました。
タスニーム通信によりますと、カシミール地方のインド国民が預言者ムハンマドの生誕記念式典やイスラム団結週間関連の行事開催を禁止されるのはかつてなかったことで、インド軍は行事開催を求める人々を弾圧しました。
インド政府は、カシミール州で緊急事態宣言が発令されていることを理由に、一連の祝祭行事の開催禁止を正当化しています。
過去3ヶ月、インドの治安当局はカシミール州での宗教的な行事の実施を何度も妨害しています。
インド政府は今年8月5日、カシミール州の自治権を撤廃しました。
この措置はカシミール全域に市民のデモを引き起こし、インド政府側は外出・往来禁止令を敷くために数十人を逮捕しました。
現在、カシミール地方の一部はインドが、そしてもう一部はパキスタンが実効支配していますが、両国はいずれもこの地域全体の領有権を主張しています。
カシミール地方をめぐりインドとパキスタンが対立する中、国連安保理の決議では同地域の処遇を決定する住民投票の実施を呼びかけていますが、インドは常にこの住民投票に反対しています。
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