アメリカが175人のサウジアラビア訓練生の飛行を停止
(last modified Wed, 11 Dec 2019 09:10:56 GMT )
12月 11, 2019 18:10 Asia/Tokyo
  • フロリダ州ペンサコーラの海軍航空基地
    フロリダ州ペンサコーラの海軍航空基地

米政府は、フロリダ州ペンサコーラの海軍航空基地でサウジアラビア訓練生が銃撃事件を起こしたことを受け、175人のサウジ人による飛行訓練を停止しました。

ファールス通信によりますと、米メディアは10日火曜、「サウジ訓練生の飛行許可が9日から停止されている」と報じました。

これら175人のサウジ訓練生は、米国で戦闘機の飛行訓練課程に学んでいます。

今月6日、操縦訓練のために渡米中のサウジ人アル・シャムラーニ容疑者が、ペンサコーラ海軍基地で発砲し3人を殺害しました。

アル・シャムラーニ容疑者は事件の前に、自分のツイッター上で米国の制度を批判していました。

ロン・デサンティス・フロリダ州知事はサウジ政府に対し、同州の軍事基地で発生したテロ事件の犠牲者の家族に、賠償金を支払うよう求めました。

サウジアラビアが米本土でテロを起こしたのは今回の事件が初めてではありません。

2001年9月11日朝、15人のサウジ人を含む19人が飛行中の4機の旅客機をハイジャックし、米史上最大のテロ事件を起こしました。

犯人のサウジ人らは、ニューヨークの世界貿易センタービルとワシントンの国防総省の建物を攻撃し、約3,000人を殺害しました。

この同時多発テロ事件は米国内に強力な反サウジのムードを作り出しました。しかし、米国の政治家はサウジの石油と財源を強く必要としていたため、サウジアラビアによるテロリスト養成をいわば黙認した形となっています。

 

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