スペイン・バルセロナで、警察がカタルーニャ自治州分離独立派と衝突 (動画)
12月 19, 2019 22:03 Asia/Tokyo
スペイン・カタルーニャ自治州の中心都市バルセロナで、分離独立支持派のデモが警察との衝突や暴力に発展し、数十人が負傷しました。
フランス通信によりますと、カタルーニャ自治州の分離独立を目指す抗議者らの集団が、バルセロナ市内で18日水曜夜、バルセロナ対レアルマドリードのサッカーの試合開催と同時に、道路にバリケードを設置し、警察との衝突を続行する中、試合会場周辺でごみバケツに放火し、瓶や石を投げつけたということです。
カタルーニャ警察は、抗議者らにプラスチック弾を発射し、これにより46人が負傷しました。
カタルーニャ警察の発表によりますと、抗議者のうち9人が公安のかく乱や政府当局者への侮辱罪で逮捕されています。
今年10月にも、カタルーニア自治州で、分離独立運動の指導者への禁固刑に抗議する数十万人規模のデモが行われました。
スペイン中央政府は今年10月、カルレス・プッチダモン前カタルーニャ州首相の逮捕・拘留命令を出しました。
この出来事および、そのほかに分離独立運動の指導者多数の有罪・禁固判決を受け、バルセロナでは今年10月26日に35万人が抗議集会を開催しました。
2017年に実施された、スペインからのカタルーニャ州の分離独立の是非を問う住民投票は、過去数十年間における同国最大の政治危機とされています。
カタルーニャ州はこれまで長年にわたり、スペインからの独立を目指してきました。
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