米大統領の対イラン脅迫に対する反発や抗議が継続
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トランプ大統領
アメリカのトランプ大統領がイランの史跡や文化遺産への攻撃を公言した事を受け、国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチHRWが「トランプ大統領のこの発言が実行されれば、これは戦争犯罪である」と指摘しました。
HRWのAndrea Prasow(アンドレア・プラソー)執行部長代理は6日月曜、「トランプ大統領はイラン文化遺産や史跡に対する攻撃に関する(遺産に対する脅迫)発言を正式に撤回し、このような戦争犯罪の実施許可を出さない旨を(はっきりと)宣言すべきだ」と語りました。
また、「アメリカ国防総省も、戦争法を遵守し法的な軍令に従うという意志を強調すべきだ」と述べました。
トランプ大統領は先日ツイッター上で、「イランがソレイマーニー司令官やイラク民兵組織の副司令官の殉教に反応を示すなら、アメリカはイランの文化遺産や史跡など52箇所を破壊するだろう」と(いう脅迫じみた発言を)しています。
1979年の在テヘラン米大使館占拠事件で人質となった経験のある元外交官のジョン・リンバート氏は、アメリカMSNBCに対し、「トランプ大統領が語った52箇所の地点とは、当時在テヘラン米大使館で人質となっていた52人にちなむものだ」と語りました。
その上で、「自分は、トランプ大統領のこのアプローチに賛同(同調)しない。それは、イランの人々にとってソレイマーニー司令官は同国の敵やイラクの元独裁者サッダームとの戦いにおける祖国の英雄だからだ」と述べています。
トランプ大統領は、5日日曜ツイッター上でイランの文化遺産への攻撃を公言したことにより、国際世論やメディアから強く批判されていますが、さらに「イランはアメリカ国民を殺めるために高速脇で爆弾を使用している」と非難しました。
アメリカのペロシ下院議長も、「米下院は近日中に、トランプ大統領の対イラン軍事権限を制限する法案を採決にかける」と述べています。
また、ムスリム女性初の米議員であるイルハン・オマル氏、また米軍アフガニスタン攻撃に議会でただ一人反対票を投じたバーバラ・リー氏などのアメリカ下院議員も、同国の軍に対しイランとの軍事衝突を禁じる法案を起草し提出しました。
オマル氏は演説の中で、ソレイマーニー司令官暗殺を、アメリカ議会の許可なしに行われた戦争行為であり同国憲法に違反するしています。
アメリカ上院のティム・ケイン議員も、これと似た草案を議会に提出しています。
アメリカ軍は今月3日未明、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官とイラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官を、ほか8名らとともに、イラク・バグダッド空港付近でテロ暗殺しました。
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