米国防長官、トランプ大統領の主張を否定
1月 13, 2020 17:21 Asia/Tokyo
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エスパー国防長官
アメリカのエスパー国防長官が、イランイスラム革命防衛隊司令官暗殺に関するトランプ米大統領の主張を否定しました。
エスパー国防長官は12日日曜、アメリカのCNNとのインタビューにおいて、複数の在外アメリカ大使館が故ソレイマーニー司令官の軍事行動計画で標的にされていたとするトランプ大統領の主張を否定し、「イランが4つのアメリカ大使館の攻撃を計画していたことを示す具体的証拠を、私は何も見ていない」と語りました。
トランプ大統領はこれ以前に、イランのソレイマーニー司令官暗殺というアメリカ軍の犯罪行為を正当化するため、同司令官が4つのアメリカ大使館に攻撃を仕掛けようとしていたと主張しました。
エスパー長官は続けて、「トランプ大統領は、イランと前提条件なしの協議を始める用意ができている」としました。
イラン政府関係者は、アメリカが反イラン的な敵対政策を放棄し、核合意に戻り、かつG5+1か国の枠内でない限り、どのような協議も行われないと繰り返し強調しています。
イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は今月3日未明、イラク政府の正式招聘により同国を訪問した際、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官ら同行者9名とともにイラク・バグダッド空港付近で米軍のテロ空爆を受け、殉教しました。
イスラム革命防衛隊は、このテロ行為への返答として8日未明、イラクにある米軍基地に向けてミサイル攻撃を行いました。
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