イラン外相「米国の姿勢が変わるまで、核協議は再開せず」
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イランのアラーグチー外相は核問題に関する交渉について、「米国がその強欲で非現実的な政策を放棄しない限り、イランは交渉の席に戻ることはない」と述べました。
(last modified 2025-10-23T09:27:49+00:00 )
10月 23, 2025 18:05 Asia/Tokyo
  • イランのアラーグチー外相(中央)
    イランのアラーグチー外相(中央)

イランのアラーグチー外相は核問題に関する交渉について、「米国がその強欲で非現実的な政策を放棄しない限り、イランは交渉の席に戻ることはない」と述べました。

【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は22日、イランの近隣諸国に駐在する大使らが参加する第2回地域外交会議に出席するため、北東部マシュハドを訪問しました。到着後、記者団の取材に「米側の強欲さが原因で核協議は止まっており、米国がその姿勢を変えない限り、協議の再開はない」と述べました。

アラーグチー外相は、今年春から5回にわたって米国との間で協議が行われていたものの、その最中にイスラエルがイランを攻撃し、米国も参戦したことに触れ、「イランは常に平和と外交を重視し、外交的解決策を支持しているが、イラン国民の権利と利益は決して譲らない」と強調しました。

その上で、「交渉は相互尊重と平等な立場に基づくべきだ。米国は他の方法(軍事的手段)を試みたが、結局成果を得られなかった」と述べました。

近隣外交については、「地域外交はイラン政府の第14期計画の一環であり、特に経済や観光分野でイランの国境地帯と隣国との交流を深めることが地域関係の強化に重要な役割を果たす」「制裁下においては、隣国関係がイランの貿易において重要な役割を果たしており、これらの国々との貿易量は欧州諸国との貿易量を上回る可能性がある」と述べました。

第2回地域外交会議は、隣国駐在のイラン大使や経済関係者が参加し、貿易関係の発展、基本的な商品供給、隣国との経済協力の可能性を議論するため開催されました。

 


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