イランのミサイル攻撃 米軍兵士たちを恐怖に
独紙ビルトが、イランのミサイル攻撃を受けた際のアメリカ軍兵士たちの恐怖について報道しました。
この記事によりますと、イランの激しいミサイル攻撃により、米軍兵士たちは数時間にわたり避難所に篭り、時間が経つにつれその恐怖は増していったと伝えています。
また、米軍兵士たちのいた避難所は、イランのミサイル攻撃を防ぐだけの強度がなく、アサド基地の防御システムはまったく効果がなかったということです。
避難所にいたファーガソン軍曹(Staff Sgt. Akeem Ferguson )は、この時の精神状態について、「私は100パーセント死ぬ準備ができていた。今までに経験したことのないような(恐怖からの)アドレナリン分泌だった」と説明しました。
コールマン中佐(Lt. Col. Staci Coleman) は、CNNのインタビューで攻撃を受けた夜の状況を、「私は座っていたが、ここに来たのはそもそも間違った決断だっただろうと心の中で考えていた」と語り、さらに「イランのミサイルは、二つの格納庫、無人機オペレーター室、特別部隊区域を破壊し、多くの人々が脳震盪をおこしていた」と続けました。
今月3日、イラク・バグダッド空港の近くで米軍がテロを断行し、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官、および同行者8人が殉教しました。
革命防衛隊は今月8日、このテロに対する報復として、イラク西部のアサド米軍基地などをミサイル攻撃しました。
複数の報告では、米軍に多くの死傷者が出たとされ、負傷者らは現地の医療施設で手当てを受けた後、ヘリコプターでバグダッドの米軍病院に搬送されていました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj