北朝鮮、「もはやミサイル・核実験停止の義務はない」
1月 22, 2020 17:07 Asia/Tokyo
北朝鮮の駐スイス・ジュネーブ大使のジュ・ヨンチョル氏が、「わが国に対するアメリカの敵対的な政策が続けば、朝鮮半島の非核化は決して実現しないだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、ジョ・ヨンチョル大使は21日火曜、核兵器廃絶に関するある会合で演説し、「米国は昨年末と定めた核交渉再開の期限を無視した。そのため、我われも大陸間弾道ミサイルの発射や核実験の停止に関して、責任を負う義務は一切ない」と述べました。
また、「米国の制裁は残忍で人道に反するものだ」と非難し、「相手側が実行しない約束事を、我々が一方的に履行する理由はもはや存在しない」と強調しました。
米朝の核協議は、昨年2月末に両国の首脳がベトナム・ハノイで2回目の会談を行って以降、暗礁に乗り上げています。
北朝鮮代表団はハノイでの首脳会談の終了後、交渉が決裂した理由として、米国の過剰な要求を挙げていました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj