米大統領、「大統領府内のNSCスタッフ複数名を解任する意向」
2月 12, 2020 21:20 Asia/Tokyo
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トランプ大統領
アメリカのトランプ大統領が、同国大統領府内の国家安全保障担当スタッフ複数名を解任する意向であることを認めました。
NBCニュースによりますと、「トランプ大統領が自身に対する弾劾調査をめぐり、ホワイトハウス内のスタッフ複数名の解任を決意した」との報道を受け、同大統領は記者団に対し、「米上院での弾劾否決後、ホワイトハウス内のスタッフ複数名を解任するつもりだ」と語りました。

CNNは最近、オブライエン国家安全保障担当大統領補佐官が、トランプ大統領の弾劾問題をめぐり、少なくとも12人のスタッフの解任が予想される、と話していることを報じていました。
ホワイトハウスの関係者は、これらの職員の解任理由として、米国家安全保障会議を軽視したことをあげています。

トランプ大統領は今月7日にも、米上院での弾劾裁判で、同大統領に反対する証言を行った事を理由に、EU駐在ソンドランド米大使を解任しました。

NSC米国家安全保障会議のウクライナ政策担当の専門家であるアレクサンダー・ヴィンドマン陸軍中佐も、弾劾裁判でトランプ大統領に不利益となる証言を行った事を理由に解任されています。
民主党が多数を占める米下院は昨年12月末、ウクライナゲート事件をめぐり、トランプ大統領の弾劾法案を可決しましたが、共和党が多数派を占める上院は今月5日、賛成52票、反対48票でトランプ大統領の弾劾を否決しました。
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