米国の元国務長官が、アメリカにおける富の不公平な分配を批判
2月 15, 2020 22:26 Asia/Tokyo
-
米国のケリー元国務長官
米国のケリー元国務長官が、アメリカにおける富の不公平な分配を批判し、このような状況は長続きしないだろうと警告しました。
オバマ米大統領時代に国務長官を務めたケリー氏は、ドイツでのミュンヘン安全保障会議の傍ら、同国ドイチェ・ヴェレ放送のインタビューで、米総人口の1%に過ぎない裕福層が、米国の富の51パーセントを所有していると指摘しました。
米マイクロソフト社の共同創業者で同国実業家のビル・ゲイツ氏は、現在、世界第2位の資産家で1088億ドルの資産の持ち主ですが、2020年の新年の初めの備忘録に、「米国の上層階級と中間階級の間の所得格差は50年前と比較して悪化し ている。この国の多くの人々は彼らに値するものを手に入れることができでいる。富の多くは限られた数の人々の懐に入るだけだ」と記しています。
ケリー氏はまたこのインタビューで、現大統領のトランプ氏を名指しして、同氏が国際問題の元凶だと非難しました。そして、「トランプ大統領は、NATO北大西洋条約機構の崩壊の原因をつくり、独メルケル首相と欧州諸国の首脳陣を侮辱し、その代わりにロシアのプーチン大統領のような人々を称賛している」と述べました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ