新型肺炎
コロナの悪夢ー欧州での懸念から米での批判まで
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米サンフランシスコ市
新型コロナウイルスが中国を越えてヨーロッパ大陸にまで押し寄せ、恐怖と懸念の黒い影はさらに大西洋を越えてアメリカにまで波及しています。
現在、発生源である中国に加えて韓国、アメリカ、イラン、イタリア、日本、香港、イギリス、台湾、カナダ、フランス、フィリピンなど世界38カ国が、新型コロナウイルスに冒されており、これらの国の多くにおいては死亡者も出ています。
WHO世界保健機関のクリスティアン・リンドマイヤー報道官はすべての国に警告を発し、新型コロナウイルスには真の意味での国境などなくいずれの国にも押し寄せることから、このウイルスへの対策に必要な措置を講じるよう求めました。
ヨーロッパでの新型コロナウイルスの主な蔓延国はイタリアであり、同国北部ロンバルディア、ベネト、ピエモンテ、エミリア・ロマーニャの4つの州で感染者が出ています。
イタリアのこれらの4つの州では、公共施設や映画館、学校や大学が閉鎖されたほか、スポーツ大会や社会・宗教的な会合が取りやめとなっています。
25日火曜までに、イタリアでは新型コロナウイルスにより11人が死亡したほか、感染者数も283人と発表されています。
フランスでも、新型コロナウイルスの感染者数は少なくとも14人に増加し、そのうちの1人が死亡しています。
現在、新型コロナウイルスはスイスにまで押し寄せ、同国の公衆衛生局は国内での初の感染者を確認しています。
ドイツ保健省も、最新の統計において同国でのコロナウイルスの感染者数を17人と発表しています。
さらに、オランダでもある人物が新型コロナウイルス検査の結果、陽性と診断されました。
そして、ヨーロッパではさらにクロアチアとオーストリアでも、このウイルスへの感染例が報告されています。
大西洋上のスペイン領のリゾート地、カナリア諸島のテネリフェ島にあるホテルも、宿泊客の1人が新型コロナウイルスに感染していた事から隔離されています。
アメリカCDC国立予防接種・呼吸器疾患センター(NCIRD)のナンシー・メソニエ所長は遂に25日火曜、新型コロナウイルス対策への本格的な対処に向けた用意・態勢を整えるよう指示を出しました。
米サンフランシスコ市のロンドン・ブリード市長は、新型コロナウイルス蔓延への懸念から、同市に緊急事態宣言を発令しています。
アメリカ上院共和党のロムニー議員は、「アメリカは、新型コロナウイルスに対処する適切な準備態勢がない」と語りました。
さらに、民主党のチャック・シューマー上院議員も、「アメリカのトランプ現政権は新型コロナウイルスに対処するための計画をまったく有しておらず、完全に無秩序と混乱に陥っている」と述べています。
さらに「日を追うごとに無能化していくトランプ政権は、無関係な問題を追い回し、アメリカの各組織は内部から空洞化し、必要な便宜にも事欠く有様だ。また、政府内で唯一この問題に取り組み、助けの手を差し伸べることができる米国家安全保障局のKen Cuccinelli副長官も、メッセージを発信して情報を求めている」としました。
こうした中、ポンペオ米国務長官は寸暇を惜しんで反イラン的なプロパガンダ攻勢をしかけ、事実無根の発言を行い、アメリカがイランでの新型コロナウイルス蔓延を懸念しているとしました。
同時に、アメリカのニューズウィーク誌は、「イランは米国による経済制裁とそれによって引き起こされる結果や問題点がある中で、コロナウイルスと闘っている」と書いています。
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