ドイツでイスラム教徒を標的にした襲撃 昨年は数百件報告
3月 30, 2020 21:02 Asia/Tokyo
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ドイツでイスラム教徒を標的にした襲撃が多発
ドイツの新聞Neue Osnabrückerが、昨年同国内で発生したイスラム教徒を標的にした襲撃事件が数百件に上ったことを明らかにしました。
Neue Osnabrücker紙は、昨年中にドイツ国内で起きたイスラム教徒に対する襲撃事件が871件に達したとし、「ドイツ政府は、左翼政党Die Linkeの要請に応じ、昨年発生した、イスラム教徒に対する攻撃で、少なくとも2人が死亡、33人が負傷したことを伝えた」と報じました。
同政党の党員の1人はNeue Osnabrücker紙に対し、「ドイツ国内でのイスラム教徒に対する嫌悪感は、暴力や脅迫、侮辱という形で表れている」としました。
現時点では、ドイツ政府は昨年のイスラム排斥的な襲撃に関する統計をまだ公表していません。
2018年には、少なくともこうした事件が910件報告されており、そのうち48件はモスクへの襲撃でした。
近年、ヨーロッパ諸国ではイスラム教徒への襲撃が増加しており、ドイツではこうした襲撃の多くが極右・過激派によるものです。
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