WHO,新型肺炎関連の米大統領の発言を否定
4月 21, 2020 20:35 Asia/Tokyo
-
トランプ米大統領
WHO世界保健機関が、新型コロナウイルスの発生源を中国だとする、トランプ米大統領の主張を否定し、「新型コロナウイルスの発生源は定かではないが、おそらく動物だと思われる」としました。
シオニスト政権イスラエルの英字新聞エルサレム・ポストのウェブサイトによりますと、WHO 世界保健機関・西太平洋地域事務局長の葛西健氏は21日火曜、オンラインでの記者会見において、「現在までに、この問題に関する結論は出せていないが、新型コロナウイルスが動物起源のものであることを示すいくつかの証拠が存在する」と語っています。
トランプ大統領は、コロナウイルスに関する反中国的な主張を継続し、「米政府はコロナウイルスが中国の武漢にある研究所で発生したかどうかを調べるつもりである」と述べました。
中国・武漢ウイルス財団の副会長は最近、同研究所がコロナウイルスに関与しているという主張を「陰謀の幻想」だとしています。
また、武漢ウイルス学財団に関与する陰謀の幻想は、コロナウイルスの本当の起源について民心を惑わすために生み出されたものだ、としました。
WHOのテドロスアダノム事務局長は20日月曜、新型コロナウイルス蔓延の悪影響に関して警告し、このウイルスによる最悪の事態はまだ発生していない、と語っています。
現在、世界でおよそ250万人が新型コロナウイルスに感染しており、17万人以上がこのウイルスにより死亡しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ