英政府の国家統計局 貧困地域ほど新型コロナの死亡率高い
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イギリスでの新型コロナウイルス感染 貧困地域ほど死亡率が高いとする結果が報告された
イギリス政府の国家統計局(ONS)が1日、分析結果を発表し、イングランドとウェールズでは、貧困地域に住む人の方が、新型コロナウイルスによる感染症を発症した場合、死亡する確率が高いことが明らかになったと報告しました。
英BBCが伝えたところによりますと、ONSは、3月1日から4月17日にかけて、イングランドで最も困窮する貧困地域では人口10万人につき55.1人が新型コロナ関連で死亡したのに対し、最も裕福な地域では25.3人にとどまったとしました。
同様にウェールズでは、最も貧しい地域では44.6人だったのに対し、最も裕福な地域では23.2人だったということです。
人口に対する死亡率は通常、貧困地域の方が富裕地区より高くなっており、ONSは新型コロナウイルスが、この傾向に拍車をかけているようだと指摘しています。
マット・ハンコック保健相は1日、「懸念している問題で、詳しく検討中だ」と述べました。
英国全体では、大勢が密集する都市部ほど人口に対する死亡率は高い傾向が出ていて、首都ロンドンでは10万人あたり85.7人が新型コロナ関連で死亡しています。
また、英慈善団体「健康基金」のデイヴィッド・フィンチ上級フェローは、貧困地区の人の多くは狭い住宅に住んでいる可能性が高いため、新型ウイルス感染のリスクが高いと指摘しています。
さらに、貧困地域の人は複数の慢性的基礎疾患を患っている可能性が高いため、感染後に重症化するリスクも高いと分析しました。
ONSとは別に、調査団体の英財政研究所(IFS)は、イングランドとウェールズの新型コロナ患者の内、アフリカ系イギリス人が白人の3倍のペースで死亡しているという調査結果を発表しました。
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