金正恩氏の健康悪化説を唱えた韓国の議員2名が公式謝罪
(last modified Mon, 04 May 2020 10:58:33 GMT )
May 04, 2020 19:58 Asia/Tokyo
  • 金委員長
    金委員長

韓国で4月15日に行われた総選挙で当選した北朝鮮脱出住民(脱北者)の太永浩(テ・ヨンホ)氏と池成浩(チ・ソンホ)氏が4日月曜、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の健康悪化説を主張したことを謝罪しました。

韓国のヨンハプ通信がソウルから伝えたところによりますと、金委員長の健在が伝えられた2日、2人は主張していた健康悪化説について釈明したものの、依然として批判的な世論が収まらないことから公式に謝罪しました。

太氏は元北朝鮮駐英公使で2016年に韓国に亡命。総選挙で保守系最大野党「未来統合党」からソウル市の小選挙区に出馬して当選した。太氏はこの日発表した声明で「理由のいかんを問わず、国民の皆さんにおわび申し上げる」としました。

また、「国民の皆さんが私を国会議員に選んだ理由の一つが北の問題に対する正確な分析と展望に対する期待だということを承知している」として、「期待が大きかった分、失望も大きいと考える」と反省の弁を述べています。

元人権団体代表で、未来統合党の比例政党「未来韓国党」から出馬して当選した池氏も声明を出し、「国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と謝罪しました。同氏は「(国会議員という)私のポストの重さを深く感じた」とし、「今後、公人として慎重に行動する」と強調しています。

 

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