米国上院が、戦争に関し大統領の権力削減に向けて取り組み中
May 07, 2020 21:32 Asia/Tokyo
米国大統領がイランとの戦争に際して付与された権限の縮小に関する決議に拒否権を行使したことを発表した数時間後、米国上院はこの大統領の決定を覆すための投票が行われると発表しました。
ファールス通信によりますと、米国上院のツイッター公式アカウントは、「この議会は7日木曜、イランとの戦争における大統領の権力を削減しようとする議会の決議に対し、トランプ大統領が行使した拒否権を、廃止する決議に投票することになっている」と記しました。
トランプ大統領は6日水曜夜、イランに対する大統領の軍事的権限の削減を要求する米国議会の決議に拒否権を行使しました。
現在、この決議を大統領の署名なしに実施するためには、議会で3分の2の得票が必要となります。
イランに対する米国大統領の戦争権限を削減する決議は、今年3月に米国下院で承認され、先月14日にはペロシ下院議長が署名しています。
ソレイマーニー司令官とその側近たちへの卑怯な暗殺の後、行われているイランに対するトランプ大統領の軍事的脅迫は、アメリカ議会の懸念を増大させ、議会はイランとの戦争に関する大統領の権限を制限する動きにでました。
イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は、今年1月3日、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビの副司令官および数名の同行者とともに、イラク・バグダッド空港でのアメリカ侵略テロ軍の空爆により殉教しました。
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