国連事務総長がアフリカの飢餓に警鐘 新型コロナ禍で数百万人が危機に
May 20, 2020 20:49 Asia/Tokyo
-
グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、アフリカでの新型コロナウイルスの蔓延により、数百万の人々が飢餓の危機に晒されていることについて警告しました。
フランス通信によりますと、グテーレス事務総長は、「アフリカ諸国では、新型コロナウイルスの世界的流行の影響により、大勢の人々が深刻な貧困や飢餓の淵に立たされている」と強い懸念を示しました。
グテーレス事務総長は、アフリカとの世界の連帯と同情を求めると共に、「アフリカは古くから不公正、差別や疾患の蔓延に直面してきた。現在、新型コロナウイルスの蔓延によりアフリカで数百万人の人々が更なる貧困や飢餓に追い込まれる可能性がある」と語りました。
さらに世界各国に対し、人道的惨事が起こらないよう、アフリカに約束した2000億ドルの資金援助を実現するよう改めて要請しました。
アフリカでは現在までコロナウイルス感染による死者は2500人とされていますが、WHO世界保健機関の専門家らは、今後数週間のうちに新型コロナが急速に広がり、アフリカが人道的惨事に遭遇するのではないかと強い懸念を示しています。
世界では、これまでの500万人以上が新型コロナウイルスに感染し、このうち32万5000人以上が死亡しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ