英首相、「反人種差別のデモは暴徒に乗っ取られた」
6月 08, 2020 16:08 Asia/Tokyo
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ジョンソン首相
イギリスのボリス・ジョンソン首相が、同国内での反人種差別デモが一部で暴動に発展していることを指摘し、「誰もが社会的距離を守りながら平和的に抗議する権利を持つが、警察を攻撃する権利はない。デモは暴力によって覆された」と非難しました。
イルナー通信によりますと、ジョンソン首相は7日日曜、ツイッターに、全国に広まった人種差別主義を非難する抗議デモについて、「一連のデモは、ごろつきの悪質な行動にのっとられてしまった。本来主張していたはずのテーマを裏切っている。当事者は責任をとることになるだろう」と記しました。
ロンドンの抗議者らは、「ボリス・ジョンソンは人種差別主義者だ」などのスローガンを叫び、英国政府内での組織化された不正に嫌悪感を表明し、抗議しました。
こうした一連の抗議行動は同日、ベルギーとイタリアなどを含むヨーロッパの各都市で実施されました。
米国を初めヨーロッパの各都市にも波及したこれらの抗議運動は、米ミネソタ州ミネアポリス市で先月25日、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害される事件をきっかけに始まりました。
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