原油市場
OPECプラスの合意を受け、原油価格が1.5~2%上昇
6月 08, 2020 17:49 Asia/Tokyo
世界の原油価格が8日月曜、約1.5~2%上昇しました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、この価格上昇は、OPEC石油輸出国機構と非加盟主要産油国で構成するOPECプラスが、現行水準の協調減産を7月末まで延長することで合意したことに反応したと見られています。
原油価格は日本時間14時23分の時点で、北海ブレント原油先物8月限の価格が1.77%高の1バレル=43.05ドル、WTI原油先物7月限の価格が1.44%高の1バレル=40.11ドルとなっています。
OPECプラスは今年4月、5月と6月の2ヶ月間は日量970万バレル、7月から今年末までは日量770万バレル、2021年1月から2022年4月までは日量580万バレル減産することで合意していました。そして、6日土曜、現行水準の協調減産を7月末まで延長することを決定しています。
この決定を受け、世界最大の石油輸出国サウジアラビアは7月の原油販売価格を大幅に引き上げました。ブルームバーグ通信によると、サウジの国営石油会社サウジアラムコは、全地域向けの価格を値上げしたということです。
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