6月 10, 2020 18:33 Asia/Tokyo
  • 米韓がミサイル防衛システムの統合軍事訓練
    米韓がミサイル防衛システムの統合軍事訓練

韓国と米国の軍当局が先ごろ、ミサイル防衛システムの統合・連動訓練を実施したことが10日水曜、明らかになりました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、両国軍がミサイル防衛システムの統合訓練を行ったことが確認されるのは今回が初めてです。

米国が日本と構築しているミサイル防衛網に韓国軍が加わる計画の一環かどうかが注目されているものの、韓国国防部は北朝鮮ミサイルへの対応のためとして一線を引いています。

韓国国防部と合同参謀本部などによると、両国軍は北朝鮮のミサイル発射を想定し、ミサイル探知情報を交換して迎撃手段を統合して対応する訓練を行ったということです。韓国軍関係者は「発射場所と種類などの情報を共有する訓練をした」として、「こうした訓練は周期的に実施されている」と明らかにしました。

韓国軍は地対空誘導弾パトリオットを運用しており、在韓米軍はパトリオットと最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を同時運用しています。

訓練では韓国軍と在韓米軍、米軍が保有している地上・海上・空中での迎撃手段を統合して発射する方式を点検したとされ、これは北朝鮮がミサイルを発射した際、韓国軍のパトリオットとイージス駆逐艦の対空ミサイル「SM2」、在韓米軍のパトリオットとTHAADを同時に稼働し、迎撃する訓練を意味します。

韓国政府の消息筋は「北は終末段階で垂直上昇して下降する飛行方式の短距離弾道ミサイルを開発し、実戦配備の段階まで来た」として、「進化する北のミサイルを撃破できる地上と海上、空中の迎撃手段と探知システムを継続的にアップグレードしており、(訓練は)有事の際、在韓米軍と(ミサイルを)迎撃する一元化システムを構築するため」と説明しました。

韓国軍と在韓米軍は作戦統制所を連動させるシステムを構築しており、在韓米軍の作戦統制所は太平洋軍司令部、また在日米軍司令部と連動しています。

 

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