米航空母艦が過去3年間で初のインド・太平洋巡航 米中間の緊張が増大
6月 13, 2020 17:55 Asia/Tokyo
米中間の緊張が増大する中、米軍の航空母艦数隻が過去3年間で初めてとなるインド・太平洋における巡航を行っています。
中国・香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによりますと、この米軍の複数の航空母艦による中国領海に向けた挑発的な動きは過去3年間例がなく、地域の緊張をさらに高めかねない事態となっています。
一方、米中間は現在、新型コロナウイルスや香港、また通商、経済、留学生に関する政策などの様々な問題において、緊張が増大しています。
これ以前にも中国外務省は米国に対し、同国が中国に対して取った措置について警告し、「米国がしていることは、自分の服の裾に火を付けかねない行為だ」と強調していました。
今回の米国による中国への軍事的挑発行為は、米政府が中国全国人民代表大会(全人代)で香港の国家安全法案を可決し、中国南方海洋に中国軍が駐留していることに抗議した中での出来事です。
香港は昨年から、香港行政長官の辞任や中国の統治から抜け出したいと望む人々により抗議や暴動が起きています。これに対し、米国をはじめとする西側諸国はこの市民による混乱を支持しています。
ここ数週間、香港での抗議行動は、中国全人代が地域の安全強化を目的とした香港国家安全法案を可決したことにより、さらに激しくなっています。
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