国際人権団体アムネスティ、米国内での人権侵害を非難(動画)
6月 24, 2020 17:16 Asia/Tokyo
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、米警察は抗議者らへの対応において、大胆かつ大規模な人権侵害を行なっているとして非難しました。
アムネスティは、米国での警察による人権侵害状況を示す地図を作成し、「米警察は、黒人の殺害をはじめとする警察の組織的暴力や人種差別に抗議する平和的な集会に、大胆かつ大規模な人権侵害で対応している」と表明しました。

アムネスティがこの地図での論証を目的に証拠を集めた事例としては、殴打などの暴行、催涙ガスやペッパースプレーの不当な使用、無差別かつ危険な発砲が挙げられます。
米ミネソタ州ミネアポリスでの事件をきっかけに先月末から始まった人種差別抗議運動は、やがてほぼ1ヶ月になる今も続いています。
先月25日、ミネアポリスでアフリカ系市民のジョージ・フロイドさんが、白人警官により首を膝で押さえつけられて死亡しました。この出来事が全米市民の怒りに火を点けました。
米トランプ大統領は、ツイッターでデモ参加者を「悪党」と呼び、「略奪が始まれば、銃撃も始まる」と書き込み、多方面からの強い非難を浴びました。また、ホワイトハウス周辺でデモを行なっていた人々を治安部隊が過剰に攻撃したり、「連邦軍を動員する」等の同大統領の振る舞いや発言も物議を醸しています。
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