セルビアで抗議活動がエスカレート
(last modified Sat, 11 Jul 2020 06:09:17 GMT )
7月 11, 2020 15:09 Asia/Tokyo

セルビアのヴチッチ大統領が、首都ベオグラードでコロナウイルスの感染拡大を阻止するため、今週末に外出禁止令を出したことを受けて、議会前の広場では大統領の退任を要求する抗議活動が続いています。

ロシア・スプートニク通信によりますと、抗議活動がエスカレートしたことを受けて、セルビア警察は催涙ガスを使用し、抗議活動の参加者らを散会させました。

セルビア政府は10日金曜から10人以上の集会を禁じていますが、議会前での抗議活動は依然継続されています。

現地時間で10日の18時頃(日本時間で11日6時頃)から議会前で始まった抗議活動の参加者の中には、警察に対し挑発行為を働く右翼勢力の参加者もいたことから、抗議活動がエスカレートしました。

警察は、参加者らが警官隊に石や瓶、爆竹などを投げつけたことから、催涙ガスを使用しました。

セルビア内務省によりますと、7日から9日の間だけで118人の警官が負傷したほか、153人が拘束されました。また、初日の抗議活動だけで12万7000ユーロの物的損失が発生したということです。

セルビアではコロナウイルスを原因とする厳しい外出制限は2か月前に解かれていましたが、再び感染者数が増え始めたことから、当局は週末に限定した24時間の外出禁止令を復活させることを決定しました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

 https://soundcloud.com/user-614960283