IMFが、コロナ第2波による世界経済への被害に関して警告
7月 16, 2020 19:26 Asia/Tokyo
IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事が、新型コロナウイルス蔓延の第2波による世界経済への悪影響に関して警告しました。
イルナー通信によりますと、ゲオルギエバ専務理事は16日木曜、「世界経済は、状況改善の兆しが見られるものの、新型コロナウイルス蔓延の第2波の可能性をはじめとする諸問題に直面しており、各国政府はこれまでどおり自らの支援策を続行する必要がある」と語っています。
ゲオルギエバ専務理事は、G20・主要20カ国地域会合を前に、これらの国と地域の財務大臣らにメッセージを発信し、「経済活動は漸次的に活性化し、G20やそのほかの国による11兆ドル相当の経済措置は、世界経済の助けとなっている。だが、それでもまだ危険は完全には解消されていない」と述べました。
IMFは先月、今年の世界の経済成長予測を下方修正し、今年4月に算出していたマイナス3%という予測を、マイナス4.9%にさらに引き下げています。
世界の多くの国は現在、新型コロナウイルス蔓延に伴う経済問題への対処を余儀なくされています。
アメリカでは、新型コロナウイルスの蔓延とそれによる死亡者数が14万人を超えたことから、国民は出費の増大と収入の激減に遭遇し、これによりアメリカでは先月までに過去最大の8640億ドルという予算赤字を抱えることとなりました。
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