米下院で、核実験禁止法案が可決
7月 21, 2020 19:44 Asia/Tokyo
アメリカ下院が、同国政府による核実験を禁止する法案を可決しました。
イルナー通信によりますと、この法案はアメリカ国防権限法のための民主党の補足事項の1つで、20日月曜に賛成227票、反対179票で可決されています。
この法案は、あらゆる核爆発実験の実施や、それに向けた準備のための予算の拠出を禁じるものです。
しかし、この法案はこの問題に関するアメリカ上院の可決内容とは矛盾していることから、アメリカ国防権限法がホワイトハウスに送られる前に、これに関する上下両院の対立が解消される必要があります。
上院の可決内容においては、アメリカの核実験実施用におよそ1000万ドルの拠出が見込まれています。
米下院軍事委員会のアダム・スミス委員長は20日月曜、「アメリカは核実験を行う必要はない。民主党の懸念事項は、アメリカ上院が防衛予算案に1000万ドルもの核実験予算を盛り込んでいることだ」と語りました。
アメリカで、核実験をめぐる論争が白熱したのは、トランプ現米大統領が今年はじめに、ロシアと中国に対する協議戦術として、この実験の実施案を提案した後のことです。
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