米イスラム系女性議員が、国内での劣悪な住宅事情を批判
7月 26, 2020 16:51 Asia/Tokyo
ソマリア出身のアメリカ下院議員イルハン・オマル氏が、アメリカで多数のテナントが、家賃の支払い不能を理由にホームレス化する危険があることを明らかにしました。
アメリカのニュース専門局MSNBCによりますと、米ミネソタ州選出のイルハン・オマル議員は、「アメリカ議員は、国民の代表役を担っていながら、国民の多くが味わっている苦い経験にまったく注目していない」と述べています。
また、「ミネソタ州では、持ち家でないテナントの立場にある人々のうちおよそ50%は、月々の経費の確保に苦労している」としました。
さらに、「次の月の家賃の支弁方法の模索は、アメリカ国民にとって今や切実な問題となっている」と語っています。
そして、「我々はもはや、大規模なホームレス化と住宅システムの崩壊に向かって進んでいる」と述べました。
新型コロナウイルスの拡散により、アメリカでは過去数週間に経済危機がさらに悪化しています。
最新の調査からも、アメリカの家主のうちおよそ60%が、同ウイルスの蔓延を理由にテナントから家賃が得られない、としていることが分かっています。
イルハン・オマル議員は、新型コロナウイルス危機の収束まで、家賃や住宅ローンの支払いを免除する法案を提出しました。
この法案は現在、アメリカ下院金融サービス委員会の採決を待つ状態となっています。
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