米作家、「米政府は自らのテロ行為を正当化」
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アメリカの作家ロバート・ファンティナ氏
アメリカの作家ロバート・ファンティナ氏が、今年1月のアメリカ軍による、イランイスラム革命防衛隊ソレイマーニー司令官の暗殺という犯罪を指摘し、「アメリカ政府の政策は国家テロおよび世界規模での反逆行為だ」と語りました。
ファンティナ氏は26日日曜、イルナー通信のインタビューにおいて、ソレイマーニー司令官暗殺をめぐるトランプ米大統領の虚言に触れ、「この問題に関するアメリカの主張はいずれも、国際機関では一切認められていない」と述べました。
そして、「国連特別報告者のカラマード氏は、ソレイマーニー司令官暗殺が国際法を侵す行為だったとする的確な発言をしている」と語りました。
また、「トランプ政権の反イラン的アプローチには、アメリカの好戦主義や侵略的な負の遺産が如実に見て取れる」としました。
ファンティナ氏は、アメリカの政府関係者はイランに対するあらゆる違法行為を追求する中で、全ての原因がイランにあるという印象を植え付けるために欺瞞やプロパガンダ攻勢を展開している、と分析しています。
ファンティナ氏はさらに、「アメリカ政府は、西側メディアの助けを借りたプロパガンダという誤魔化しの道具を使って、自らのテロ行為を正当化している」と指摘しました。
英紙ガーディアンも26日、「トランプ大統領にソレイマーニー司令官暗殺命令を出すよう促したのは、ポンペオ米国務長官だった」と報じました。
国連特別報告者のアグネス・カラマード氏は最近、報告の中でソレイマーニー司令官暗殺の正当化を試みたアメリカの主張を否定し、「このようなアメリカのテロ行為は、国際法や国連憲章への違反だ」と語りました。
今年1月3日未明、ソレイマーニー・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊司令官は、複数名の同行者とともに、イラク・バグダッド空港付近でアメリカ軍のテロ空爆を受け、殉教しました。
アメリカ国防総省は、この暗殺命令がトランプ大統領によるものだったと発表しています。
この事件直後、世界の多くの国や国際機関、団体はアメリカの行動を非難しました。
ソレイマーニー司令官は、西アジア地域においてISISを初めテロ組織、タクフィール派と戦った卓越した人物でした。
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