米国が、民主主義を抑圧したとして香港行政長官ら12人に制裁
8月 08, 2020 17:31 Asia/Tokyo
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米財務省
米財務省は7日金曜、香港の政治的自由の抑圧に関与したとして、香港政府のキャリー・ラム行政長官ら12人に制裁を科しました。

CNNによりますと、専門家はキャリー・ラム長官への制裁は、事態を大幅にエスカレートさせる措置だと指摘し、12人の制裁により、米中間の緊張はさらに高まる公算が大きいと見ています。
米財務省は声明で、「制裁対象となった12人は、表現の自由や集会、民主的な手続きの制限を直接の目的とする政策を実施し、さらに香港の自治の後退にも関与した」と述べました。
米国と中国の関係は、ここ数カ月、香港での変革に対する米国の干渉的的姿勢、ならびに世界的なコロナの感染拡大をめぐり、米国政府高官が中国政府を」繰り返し非難したことから、緊張が増していました。
今回の制裁の結果、対象者が米国内に持つ資産などは凍結され、財務省外国資産管理室(OFAC)への報告が義務付けられることになります。
キャリー・ラム長官の他に制裁対象となったのは、香港警察トップのクリス・タン警務処長、ジョン・リー保安局長、テレサ・チェン司法長官、国務院香港マカオ事務弁公室の夏宝竜主任、香港連絡弁公室の駱恵寧主任らです。
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