英、３月以降で７３万人が失職　新型コロナが打撃

8月 12, 2020 18:11 Asia/Tokyo

英国で新型コロナウイルスの感染拡大によって経済が打撃を受けた３月以降、７３万人の雇用が失われたことがわかりました。

CNNがロンドンから報じたところによりますと、若年層や高齢者、自営業者が失業の危機的状況にさらされています。

英国家統計局（ＯＮＳ）によれば、４～６月期には６５歳以上の労働者の数が過去最高の落ち込みをみせており、２４歳未満の人たちも打撃を受けています。

全体的な雇用者数の落ち込みも２００９年のリセッション（景気後退）以降で最悪の水準となりました。ロックダウン（都市封鎖）のため必須ではない店舗やレストランなどが閉店となり、移動は制限され、厳格な社会的距離の確保が求められました。

４～６月期の賃金も記録を取り始めた２００１年以降で初めて下落に転じました。

自営業者の数も４～６月期に過去最高水準の減少を示しており、労働時間が減った人や低所得の人も含めて失業手当を申請した人の数は３月から７月にかけて２倍に増えて２７０万人に達しました。

失業率は３．９％と横ばいだったものの、これは、職探しをしていない人や一時帰休の人が含まれていないため、としています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。