NY市警、アジア系への憎悪犯罪に特化したチーム創設
8月 19, 2020 19:48 Asia/Tokyo
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刑事部責任者の記者会見
米ニューヨーク市警(NYPD)にこのほど、アジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)に対応する専門のチームが新設されました。
CNNによりますと、 刑事部責任者が18日火曜の記者会見で明らかにしたところでは、中国を震源として始まった新型コロナウイルスの感染拡大でアジア系米国人への嫌がらせなどが相次ぐ中、NYPD管内では3月21日以降、アジア系住民を標的とした憎悪犯罪が21件報告され、17人が逮捕されています。
しかし同責任者によると、被害者は言語や文化の違い、警察への恐怖心などから、捜査に協力したがらない傾向があるということです。
同チームは常設とし、今後ほかにも文化的背景に根差した専門チームの創設を検討する可能性があるとしています。
同責任者は、その一方でユダヤ人に対する憎悪犯罪の専門チームを設けていない理由を問われ、アジア系の被害者は警察への通報や情報提供に消極的だったが、ユダヤ人はもともと協力的なケースが多いと説明しました。
アジア系米国人団体からはチーム創設を歓迎する声が上がっています。
米トランプ大統領やポンペオ国務長官は、新型コロナ感染拡大する中で、このウイルスを「中国ウイルス」「武漢ウイルス」と呼ぶなど、偏向姿勢をあらわにしていました。
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