ブリヂストン仏工場の閉鎖決定をフランスが批判
(last modified Thu, 17 Sep 2020 11:58:26 GMT )
9月 17, 2020 20:58 Asia/Tokyo
  • フランスのル・メール経済・財務相
    フランスのル・メール経済・財務相

フランスのル・メール経済・財務相が、国内にあるブリヂストンのタイヤ工場閉鎖決定を、「浅はかな措置」としました。

フランス通信によりますと、日本大手タイヤメーカーブリヂストンは16日水曜、フランス北部にあるベチューン工場の完全閉鎖について明らかにしました。ベチューン工場には、従業員は863人が勤務しています。

フランス政府はこれに関し、「仏当局の信頼を裏切った」とブリヂストンを非難しました。

フランス政府のアタル報道官も、「863人もの従業員がいる工場の閉鎖通知は、グループ会社のブリヂストン・フランスへの政府とオー・ド・フランス地域当局の信頼への裏切りだ」としました。

続けて、「この決定は、時機を得ず、理解しがたいものである。ブリヂストンは今、言い訳をさがすかわりに責任を果たさなければならない」と述べました。

ブリヂストンのある関係者はフランス通信とのインタビューで、「今回の閉鎖決定は市場構造の問題が原因だ」としています。

工場閉鎖は、2021年の第2四半期に実施されると見られています。

ブリヂストンとファイアストンのブランド名で自動車タイヤを生産するベチューン工場は、長年様々な問題に直面していました。

ブリヂストン経営側は、ベチューン工場が欧州グループ会社の10工場のうち、最低の収益高であったと発表しています。

 

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