トランプ氏の病状いかんで、米大統領権限移行の可能性が浮上
(last modified Sun, 04 Oct 2020 16:06:40 GMT )
10月 05, 2020 01:06 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領とペンス副大統領
    トランプ米大統領とペンス副大統領

新型コロナウイルスに感染した現職のドナルド・トランプ米大統領が職務履行不能の場合、マイク・ペンス副大統領が大統領代行となる可能性が取りざたされています。

英紙「テレグラフ」によりますと、医師らはトランプ米大統領の現在の状態を「慎重な楽観性」をもって判断しており、また当の大統領自身は執務を再開できると宣言していますが、完全に回復し隔離期間が終わるまでは、トランプ氏の職務の完全な履行は困難と思われます。

こうした場合、大統領の権限はマイク・ペンス副大統領に移行し、またトランプ氏の病状が深刻で一時的に職務遂行不能と判断された場合には、ペンス氏が大統領権限の全てを引き継ぐことを余儀なくされます。

大統領は、職務復帰に当たり書面でその旨を議会に提出する必要があります。そして、上下両院で投票を行い、上下両院で議員全体の3分の2以上が大統領復帰を承認しない場合は副大統領が次回選挙の11月3日まで大統領代行を務める、という手順になっています。

そして、仮にペンス副大統領も病気になった場合には、大統領権限は下院議長(現在はナンシー・ペロシー氏)に移行します。このような事態になった場合、米民主党は大統領選挙を待たずにホワイトハウスの支配権を掌握することになります。

 

 

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