手足縛られパトカー内に放置された米黒人女性の動画が公開
10月 05, 2020 20:20 Asia/Tokyo
米コロラド州オーロラで、警察に拘束された黒人女性が背中で両手両足を一緒に縛られてパトカーに乗せられ、床に逆さまに転落した状態のまま、約21分間放置される事件が発生しました。
CNNによりますと、2010年8月のこの事件で免職処分となった警官による不服申し立ての審理が最近行われ、オーロラ警察はパトカー内を撮影した動画を公開しました。
ボディーカメラの動画からは、黒人女性が手錠をかけられパトカーに乗せられ、車内では両手両足を一緒にして拘束帯で縛られている様子が伺えます。
CNN系列局のKCNCによりますと、この黒人女性はシャティーアン・ケリーさん(28)で、喧嘩にかかわった疑いで拘束され、21分間にわたり助けを求めていました。
ハファイン元警官は、車を止めることも、後部座席の女性の状態を確認して安全な位置に戻すこともしなかったとされています。
動画からは、この黒人女性が両手両足を縛られてうつ伏せの状態で後部座席に乗せられ、約3分後に体は座席からずり落ち、顔面が床に押し付けられた格好で身動きできず、「頭が折れそう、首が折れそう。私を起こして。息ができない、息ができない、どうか助けて、どうかどうか私を助けて」と床の上で叫び続けている様子が見て取れます。
ケリーさんは、コロラド州デンバーのテレビ局KDVRの取材に対し、「動物だってあんな扱いを受けるいわれはない。私は地面の土ぼこり以下の扱いを受けた」と訴えました。
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