欧州で新型コロナの感染者急増、ポーランド大統領が陽性
欧州諸国で新型コロナウイルス感染者の記録的な増加が報告され、パンデミックは長期化するとの見通しが強まっています。
米・CNNによりますと、ポーランドではドゥダ大統領が検査で陽性となりました。
ポーランド大統領府の当局者が24日に発表したところによると、ドゥダ大統領が23日の検査で陽性を示しました。大統領本人は24日土曜、ツイッターに投稿した動画の中で、今のところ症状はないが夫人とともに厳格な隔離ルールに従うと表明し、「私と最近会ったために隔離を強いられる全ての人々に謝罪したい。だれも発症しないことを願っている」と述べました。
同国で23日に報告された新規感染者は週明け19日の1.5倍超に当たる1万3632人と、過去最多を記録しました。
CNNが米ジョンズ・ホプキンス大学のデータを分析したところによりますと、世界で感染拡大が顕著な国のトップはチェコで、2位以下もベルギー、オランダ、スイス、フランスと欧州諸国が続いています。この5カ国ではいずれも今月に入ってから感染者が急増しています。
マクロン仏大統領は23日、新型ウイルスとの共存は早くても来夏まで続くとの見通しを示しており、フランスではこの日、1日の新規感染者数が4万2032人と最多記録を更新しました。また、約4600万人を対象に夜間外出禁止令が出ています。
スペインのサンチェス首相も同日の演説で「今後数週間、数カ月は非常に厳しい期間になる」と述べました。
チェコでは1日の新規感染者数が初めて1万5000人を超え、死者は126人増えて計1971人となりました。同国では先ごろ、厳しいロックダウン措置が発表されましたが、保健相が21日深夜に飲食店を訪れていたとして問題になっています。
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