英ロンドンで、ナイジェリア人抗議者を支持するデモ

10月 26, 2020 21:39 Asia/Tokyo

英国ロンドン市内で２５日日曜、市内在住のナイジェリア系住民など数百人が、複数の街路で抗議デモを開催し、ナイジェリアでの若者による抗議デモの支持を訴え、同国警察の過剰な暴力行為を非難しました。

フランス通信によりますと、怒りをあらわにした抗議者たちは、ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領には行政能力が欠如しているとして非難しました。

ムーサ・ファキ・マハマト・アフリカ連合（AU）委員会委員長も、ナイジェリア最大都市ラゴスで起きた暴力事件を強く非難し、全ての関係方面に対し協議の席に着くよう求めました。

国際ＮＧＯアムネスティ・インターナショナルも、今月２０日にラゴス市内の２カ所で抗議者が強制排除される中、少なくとも１２人が警察や軍により殺害されたことを明らかにしています。

また、今月８日に抗議行動が開始されて以降、ナイジェリア全域で少なくとも５６人が死亡していることを明らかにしました。今月２０日だけでナイジェリアでは３８人が死亡する事態となっています。

さらに、国際人権ＮＧＯのヒューマンライツウォッチも報告の中で、「ナイジェリア軍は今月２０日、抗議者に向かって発砲した」と指摘しました。

国際社会は、抗議者弾圧を目的とした、ナイジェリア治安部隊の武器使用を非難しています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。