視点;米大統領選でバイデン候補が勝利宣言
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アメリカでは、4日間にわたる激戦の結果、遂に同国の主要メディアがジョー・バイデン民主党候補が第46代アメリカ大統領に選出されたと報じました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
11月 08, 2020 12:42 Asia/Tokyo

アメリカでは、4日間にわたる激戦の結果、遂に同国の主要メディアがジョー・バイデン民主党候補が第46代アメリカ大統領に選出されたと報じました。

バイデン氏は、総選挙人538人のうち実に290人を獲得して、今回当選を果たしました。

一方、共和党のトランプ現大統領陣営はバイデン氏による勝利宣言を時期尚早だとし、改めて大統領選のプロセスに関して法廷闘争に持ち込む意向を明らかにしました。

しかし、獲得した選挙人や得票数でバイデン氏がトランプ氏に大差をつけていることから、第59回アメリカ大統領選の結果が覆ることはまず期待できないと思われます。

このため、バイデン氏は来年1月20日より正式に、新型コロナウイルスや人種間闘争、政治・社会的に根深い亀裂に悩んでいたアメリカの行政権を掌握するものとみられます。

複数のアナリストの間では、このたびのトランプ氏の主な敗因として同氏が新型コロナウイルスを十分に制御できなかったことが指摘されています。2人のアメリカの政治家が寄り多くの選挙人を獲得しようとしのぎを削っていたこの数日間、アメリカでは1日当たりのコロナ感染者数が12万人を超え、また同国でのコロナウイルス感染による死亡者数は24万人を突破しました。

現在、アメリカでは数千万人にも上る人々が、新型コロナウイルスの影響で失業し、多くの業界・ビジネスが活動活動停止となりました。

アメリカ政府の財政赤字も3兆ドルという信じがたい数字に達しており、同国の国債発行高も27兆ドルという天文学的な数字を超過しています。

同時に、アメリカはこの数ヶ月間にわたり白人警官による黒人市民殺害をめぐり、人種間の激しい衝突・騒乱に巻き込まれていました。

さらに、アメリカでは政治的・社会的な亀裂がもはやこれ以上ないレベルにまで達し、一部の人々の間では社会的な騒乱・暴動であるとか、一種の内戦であるといった言葉さえ聞かれます。こうした中、今回の大統領選をめぐる民主党と共和党の争いにより、アメリカは極めて複雑な状態に置かれています。

こうした状況は非常に大きな懸念材料に発展しており、かつてトランプ政権下で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたボルトン氏は、「アメリカは、トランプ政権が発足する4年前と比較して治安が悪化している」と語っています。

ボルトン氏

 

さらに、アメリカ国外でも同国の対外政策は波乱やいざこざが巣くっていました。トランプ政権時代にアメリカが多数の二国間・多国間国際協定から離脱したことは、アメリカの同盟国の怒りを買う結果となっています。

また、ロシアや中国、イラン、ベネズエラ、北朝鮮に対するトランプ政権の政策の失敗は、アメリカの次期大統領に多大な課題を残すことと成ると見られます。

バイデン氏は、二分化されたアメリカ国内では国民の怒りと失望に直面する一方で、国外ではアメリカの自国中心主義や約束反故に憤慨した国々から矛先を向けられています。

こうした諸問題の解決に、アメリカの次期政権は多大なエネルギーを費やすことになると思われますが、一方で将来バイデン氏が自らの決意や能力をどの程度発揮し、責務を履行できるかは未知数であり、今後に注目する必要があります。

 

 

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