新型肺炎
欧州でコロナ拡散による衛生危機悪化、医療崩壊に関する警告多発
ヨーロッパで、新型コロナウイルス感染者の急増により、各病院が医療設備・機材の不足に直面し、また各国政府が予防措置の強化を余儀なくされています。
IRIB通信が10日火曜、報じたところによりますと、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は夜間外出禁止令を出し、一連の制限を強化するということです。
同首相はまた、「これ以上、新型コロナウイルス感謝が増え続けた場合、各病院はもはや対応しきれなくなり、医療崩壊を起こすだろう」と語りました。
ドイツのロベルト・コッホ研究所も報告の中で、同国内で過去4時間で新たに1万3363人のコロナ感染者が確認され、また63人が死亡したことを明らかにしました。
ドイツでは、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、国内各地の大半の病院の集中治療室の収容・対応力が限界に達しており、これ以上新規患者を収容できない事態となっています。
WHO世界保健機関の報告によりますと、イギリスではコロナウイルス感染者の累計数が119万2017人に達し、死亡者数の合計が4万9044人となっているということです。
また、人口が200万人ほどのラトビアでは、10日火曜から来月6日まで非常事態宣言が発令され、同国での発令は2回目となります。
WHOの公式サイトは、ラトビアでの新型コロナ感染者数を8095人、死亡者数を99人と発表しています。
さらに、チェコ政府は国内での保健医療システム支援向けに、さらに900人の軍関係者を増派しました。
同国に対しては、ドイツ、アメリカ、イギリスの各国軍も派遣されています。
WHOは、チェコでの新型コロナウイルス感染者数を41万4828人、死亡者数を4858人としています。
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