ハリス次期副大統領候補、「米の非白人社会はよりコロナの影響を受けている
11月 17, 2020 20:58 Asia/Tokyo
アメリカの次期副大統領となるハリス氏が、「黒人とラテン系の米国民はウイルスにさらされる危険性が3倍である」と述べました。
カタールの衛星通信アルジャジーラによりますと、ハリス氏はデラウェア州ウィルミントンでの記者会見において、「新型コロナウイルスの感染拡大と経済不況は、非白人社会に激しい打撃を与えた。黒人とラテン系の米国民はこのウイルスにさらされる危険性が3倍であり、他人種に比べてより命を落としている」と述べました。
また、「米先住民は他の人々に比べ入院する比率が4倍高く、先月は黒人の失業率が他の人種の2倍になった」としました。
次期大統領とされているバイデン氏も16日月曜、トランプ政権の新型コロナウイルス対策は無責任だとして、「このウイルスによって引き起こされた経済危機で、2000万人の米国民が住居を失う恐れがある」と述べています。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長はこれ以前、望ましくない公衆衛生の状況について警告し、冬の寒くなる数か月が近づくことから行動制限の方法を変更するように要請し、「米国は完全な打撃を受けており、この状況はよいものではない」としていました。
アメリカは、これまでに1100万人以上が新型コロナウイルスに感染、このうち24万7000人以上が死亡し、世界で最も死者・感染者が多くなっています。
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