国際決済におけるユーロの割合、7年ぶりにドルを上回る
11月 21, 2020 22:56 Asia/Tokyo
国際決済で使われる通貨で、ユーロの占める割合が2013年2月以来ぶりにドルを上回りました。
ブルームバーグが伝えたところによりますと、専門家らは国際銀行間通信協会(SWIFT)のデータを基に、2020年10月、国際決済で使われる通貨でユーロが占める割合が37.8%、ドルの割合はそれをわずかに下回る37.64%だったと指摘しました。3位の英国のポンドは、6.92%と大きく引き離されています。
2020年のドルのシェアは、2019年の末と比較して4.6ポイント低下しています。
スプートニク通信が伝えたところでは、アナリストらはドルが準備通貨でなくなる日も近いというさまざまな予測を立てているものの、ドルは依然として、準備通貨としても国際決済で使われる通貨としても首位であり続けています。
2020年夏に国際決済銀行が明らかにしたところによれば、クロスボーダー融資や国際債権の50%がドル建てになっており、外国為替Forexでは取引全体のおよそ85%でドルが使われています。さらに米国と関係のない取引を含め、世界の貿易決済のおよそ50%もドル建てで行われているということです。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj