G20サミット2日目、トランプ氏がパリ協定を改めて批判
(last modified Mon, 23 Nov 2020 06:27:34 GMT )
11月 23, 2020 15:27 Asia/Tokyo

オンライン方式で開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は22日、2日目の討議が行われ、トランプ米大統領が地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」への批判を展開しました。

米CNNによりますと、トランプ氏の演説はホワイトハウスで事前に収録されました。同氏はこのなかで、米国が脱退したパリ協定を「環境を保護するためでなく、米経済を破壊するのが目的だった」と改めて批判し、「何百人もの米国民の雇用と何兆ドルもの米資金を、世界最悪の汚染者、違反者たちに差し出すつもりはない」と述べ、脱退しなければそうなっていたと主張しました。

トランプ氏は2017年、就任の数カ月後にパリ協定からの離脱を宣言しました。正式な脱退手続きは今月4日に完了しましたが、バイデン次期大統領は就任後に復帰すると表明しています。

他国の首脳らはこの日の討議で、パリ協定の下で温室効果ガス排出量を削減する多国間の取り組みを重点的に協議しました。

これに対してトランプ氏は「米国の石油、天然ガス産出量は今や世界一だ」と強調し、「米国民に過大な負担や一方的な国際協定を押し付けることなく労働者を守り、雇用を創出し、環境を守れるということを、我々は日々証明している」と力説しました。

 

 

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